【小型の重い蓋を軽く】フリーストップヒンジ(TT型)の選定方法とトルク目安

 
【小型の重い蓋を軽く】フリーストップヒンジ(TT型)の選定方法とトルク目安

小型のタンク蓋で、

・蓋が重くて開けにくい
・途中で手を離すと危険
・安全に固定できない

といった課題はありませんか?

フリーストップ型キャップバランサー(TT型)は、
任意の位置で蓋を止めることができる小型蓋向けヒンジです

本記事では、
・TT型にはどのようなメリットがあるのか
・どんな蓋にTT型が適しているのか
・選定の考え方(トルク目安)
を分かりやすく解説します。

キャップバランサーTT型の特徴

フリーストップ機能

キャップバランサー『TT型』は他のフリーストップ型のキャップバランサーと同様、フリーストップ機能を搭載しております。
現場の課題として「軽い蓋なのに手で支える必要がある」「蓋が勝手に閉じて危険」といったお声をよく耳にします。

蓋の把手から手を離した角度で、蓋が倒れることなく止まるといった特徴は現場の安全性を確保し、現場の課題解決に活躍しています。

コンパクト設計で省スペース

TT型は小型に設計されており、スペースを取りません。

食品・飲料工場で多いネックの短いマンホールを想定した設計がされており、限られたスペースでも確実に機能します。

また、既存設備への後付けにも柔軟に対応できる点は、現場から高く評価されています。

ボルト固定が可能

必要トルクが小さいため、溶接ではなくボルト固定で設置できるのも大きなメリットです。

衛生面の理由で溶接を避けたい設備や、現場での施工性を重視するユーザーにとって導入しやすい選択肢となっています。

“丸洗い可能”な防水・防塵設計

防水・防塵処理が施されており、食品機械にも安心して使用できる仕様です。

ヒンジ全体を丸ごと洗浄できるため、衛生管理が求められる現場でも清潔な状態を保つことができます。
洗浄工程に組み込めることは、食品・飲料工場にとって大きな利点です。

TT型が適しているケース

TT型は以下のような小型蓋に適しています。

・トルクが比較的小さい蓋
・装置スペースが限られている
・頻繁に開閉する蓋

軽い蓋・小型の蓋に特化したキャップバランサーTT型は蓋の重さが約5~15kg程の蓋にお使いいただけます。

蓋重量が15kgを超える場合は、TT型ではなくTS型以上をご検討ください。
型式のトルク範囲についてはこちら⇒フリーストップ型キャップバランサー
トルク計算についてはこちら⇒マンホール蓋のトルク計算方法

をご参照ください

小型蓋・軽量蓋の開閉でよくある課題

・開けた状態を保持できない
・手で支え続ける必要がある
・勝手に閉じてしまい危険
・作業中に不安定になる

キャップバランサーTT型による解決
       ↓↓

・任意の位置で停止し、手を離しても保持
・作業中の安全性が向上
・スムーズな開閉で作業負担を軽減

導入事例

食品メーカー様の導入事例です。

項目 詳細内容
業種 食品メーカー
導入状況 工場内すべての蓋に対して、キャップバランサーTT型を使用
導入きっかけ 工場内での事故を減らす施策の一環でキャップバランサーTT型をお試しで導入。現場からの好評があり、全設備で導入。
現場の声

指詰め等のリスクな無くなり、安心して作業できるようになった。
また、蓋も軽く開閉できるため、作業効率も上がった。

他にも多くの導入実績がありますので、お問い合わせください。

よくある質問

Q1.TT型とガスダンパーの違いは何ですか?
A.ガスダンパーは一定方向の補助が中心ですが、
   TT型はトルクバランスにより任意位置で停止できる点が特徴です。

Q2.既設の蓋にも取付可能ですか?
A.可能です。既設、新設関わらず導入していただけます。

Q3.型式の選定方法がわかりません。
A.型式選定は弊社にご依頼いただいて問題ありません。
   使用条件から最適な型式を無料選定します。
 詳しくはこちらをご確認ください。

Q4.キャップバランサーを一度体験してみたいです。
A.キャップバランサーのデモ機を持ってお伺いいたします。
  検討されてる蓋の条件等を事前に確認できれば、
  より本番環境に近いデモ機で体験していただけます。
    ご希望の場合はお問い合わせからご連絡ください。

参考動画

小型・軽量蓋の開閉課題はTT型で安全に解決できます

図面をお送りいただければ、最適な型式を無料で選定いたします。

「この蓋に使えるか分からない」
という段階でも問題ありません。

お気軽にご相談ください。

カンテックの考え

蓋の開閉は一見シンプルに見えますが、実際には「重量」「重心位置」「トルク」といった複数の要素が関係する、非常に繊細な設計領域です。

特に軽量な蓋は扱いやすい反面、バランスが不安定になりやすく、適切な設計がされていない場合には、途中で落下するなどのリスクが生じることもあります。

私たちは、単に製品を提供するのではなく、使用環境や条件に応じた最適なトルク設計を行うことが、安全性と作業性の両立に不可欠であると考えています。

キャップバランサーTT型は、そうした考えのもと、小型・軽量蓋に対しても確実に機能するよう設計されています。

今後も現場での安全性と使いやすさを第一に考え、最適なソリューションを提供していきます。

この記事の監修・執筆者

監修:川上 耕史郎

「キャップバランサー」の設計に20年従事。
フリーストップ型キャップバランサーの開発者。

当コラムで説明しました、キャップバランサーTT型は現場からの安全性、利便性が確保できる製品を作って欲しいという声を基に設計しました。

ライター

カンテック 技術広報

カンテック 技術広報

重い蓋の開閉補助装置の専門メーカーとして、長年培った制御技術と現場経験を体系化して発信。執筆は、日々お客様の「この蓋、軽くなりますか?」という相談に応える技術と営業のスタッフが担当しています。複雑な計算が必要な特殊蓋の事例から、ステンレス仕様による衛生管理まで、技術的な裏付けに基づいた「失敗しないヒンジ選び」をサポートします。

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