取付方法について

キャップバランサーは、溶接によって上部ヒンジをマンホールカバー(蓋)フランジに、下部ヒンジをマンホール本体側フランジに取り付けます。

標準取付

マンホールの締め付けボルト等にキャップバランサーの取付部分が干渉しない場合は、標準的な取り付けを行います。

標準取付例

標準取付の場合、取付寸法は以下の通りです。

取付寸法の説明図

標準取付寸法表
製品型式 標準取付寸法
FM型 131mm
FL型 144mm
BG型 176mm
BX型 192mm
TT型 60mm
TS型 100mm

延長取付

マンホールの締め付けボルトやナットにキャップバランサーの取付部分が干渉する場合はアームの継ぎ足しなどの対処を行ってください。延長取付を行うと、マンホールカバーの重心位置からキャップバランサーのシャフト軸心までの距離「トルク計算長さ」が長くなり、蓋の開閉に必要なトルクも大きくなります。キャップバランサーの型式の選定を行う場合は、取り付け方法についても考慮する必要があります。

延長取付例

延長取付例図1

延長取付例図2

倒れ止めについて

キャップバランサーをスイングボルトを挟む位置に取り付けた場合(上記「延長取付例図1)、蓋を閉じる際にキャップバランサーがボルトやナットを挟まないように、スイングボルトの倒れ止めおよびワッシャーのズレ落ち防止処理を行ってください。

傾斜している場合について

鏡板上にある場合などマンホールが傾いている場合は、キャップバランサーをマンホール傾き方向に対して 「90°横の位置」に取り付けます。 キャップバランサーは水平の上開きの蓋を傾斜角度0°とした場合、傾斜角度が45°以内のマンホールに 使用できます。